ものづくり補助金17次公募概要

2023年11月29日に国の補正予算が成立したことを受け、12月に新ものづくり補助金の概要が公表されました。
新ものづくり補助金では「省力化(オーダーメード)枠」、「製品・サービス高付加価値化枠」「グローバル化枠」の3つの枠が設けられ、そのうち「省力化(オーダーメード)枠」に関する公募要領が12月27日に公表されています。


「省力化(オーダーメード)枠」は、「人手不足の解消に向けて、デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)の導入等により、革新的な生産プロセス・サービス提供方法の効率化・高度化を図る取り組みに必要な設備・システム投資等を支援」することを目的としています。そのため、「デジタル技術等を活用せず、単に機械装置等を導入する事業は非対象」のため、申請時には注意が必要です。
補助金額の上限は従業員数によって異なりますが、100万円~8,000万円、さらに「大幅賃上げに係る補助上限額引上の特例」を活用すれば最大1億円という多額の補助を受けることが可能です。


尚、従来の公募とは異なり、実績報告の最終期限が2024年12月10日までとなっています。
17次公募の受付開始が2024年2月13日、申請締切が3月1日であり、交付候補者決定から交付申請、決定というスケジュールを考慮すると、補助事業期間が限られているため、従来以上にスケジュール管理に注意が必要です。
この後の18次公募も2024年12月10日を実績報告期限とする旨が公表されているため、補助事業に日程を要する事業を計画されている方は、17次公募での採択を目指されることをお勧めします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です