創業(設立にかかる費用 その2)
設立時には以下の費用も必要になります。
1.実印作成代
会社の実印は設立登記の際に届け出るため、必ず作成する必要があります。印鑑はご承知の通り、物によりピンキリですが、最低限5,000円はみておいた方が良いでしょう。また、実印以外にも角印という会社印や銀行印を作成する場合には、その費用も必要です。
2.印鑑証明書発行費用
印鑑証明書は契約締結時や銀行口座開設時など、提出を求められることが多々あります。印鑑証明書の発行には1通あたり450円の手数料がかかります。個人の印鑑証明書を発行する場合の手数料(300円)とは異なり、少々高くなっています。
ちなみにオンラインで請求する場合、窓口で受領する場合には390円、郵送してもらう場合には410円と少しお安くなります。詳しくは法務省のホームページをご覧ください。
3.登記簿謄本発行費用
登記簿謄本は、契約締結時や銀行口座開設時に必要となることがあります。 発行費用は1通600円です。会社設立後に、必要に応じて法務局へ請求します。尚、オンラインで請求する場合、郵送を依頼すると50枚までは1通500円、窓口受領では50枚まで1通480円です。
<豆知識1>登記事項証明書
「登記簿謄本」と同じものです。実は、「登記簿謄本」は発行が紙だけだった時代の呼び名で、
データでも発行されるようになった現在では、「登記事項証明書」という呼び名が主流です。
<豆知識2>履歴事項全部証明書
「登記簿謄本」の一部です。謄本には「履歴事項全部証明書」の他、「現在事項全部証明書」、
「閉鎖事項証明書」、「代表者事項証明書」があります。